【 YES Koumei !】Q&A

⭐️【ヨガと肩のインピンジメント症候群について】(2024.10.20現在)〜 運動療法としてのYoga 〜

みなさん、こんにちは。ヨガの練習中に肩に痛みを感じたことはありませんか?「肩のインピンジメント症候群」は、ヨガのポーズやトレーニングにおいてよく見られる症状です。

今回は、理学療法士であり、世界で最も有名なヨガ団体から世界の50人にも選ばれたヨガ歴30年のKoumei van ZEELANDが、この問題について最新の医学的視点からお話しします。

肩のインピンジメント症候群とは

肩のインピンジメント症候群とは、肩の腱(特に棘上筋腱や肩甲下筋腱)や筋肉が、肩甲骨の肩峰や上腕骨の間で圧迫されることで痛みや炎症が生じる状態を指します。

この状態は、肩の反復的な動作や姿勢の問題によって引き起こされることが多く、肩を上げる動作(腕を上に上げる動き)で症状が悪化することがあります。

肩のインピンジメント症候群は、特に以下のような要因で発生することがあります:

  1. 反復動作:肩の筋肉や腱に過剰な負荷がかかる反復的な動作。
  2. 姿勢不良:肩甲骨や上背部の筋肉の弱さが原因で、肩の位置が悪くなる。
  3. 肩関節の柔軟性や可動域の制限:筋肉の硬さや可動域の制限が、腱が圧迫されやすくなる原因となる。

症状の改善には、適切なストレッチ、筋力強化、姿勢の矯正、または場合によっては医師の診断や治療が必要です。

プランクポーズやチャトランガでの肩のリスク

ヨガでよく行われるプランクポーズやチャトランガは、肩の強さと安定性を高める効果がありますが、実は肩のインピンジメント症候群の原因にもなり得るポーズです。

特に、肩を過度に内転(体に引き寄せる動き)や内旋(内側に回転させる動き)させることが、そのリスクを高めます。

ヨガのアサナ/ポーズのレベルによって手の幅や位置など適切なポジショニング指導が大切となります!肩甲骨と肩関節のバンダをしっかりと入れた状態が大切です!余力があれば肘関節と手指/手関節のバンダをしっかりと意識できたら、怪我をしない+怪我をさせない指導またマイソール(自主練)がより楽しくなると思います!

問題は、ポーズをとる際に肩甲骨が適切に動かず、肩の前面に過度なストレスがかかること。特に初心者がやりがちな「肘を過度に曲げ、肩を前に突き出して力任せにポーズをとる」スタイルでは、腱が常に圧迫され、繰り返し行うことで炎症や痛みが慢性化するリスクがあります。

医学的には、肩の腱板(ローテーターカフ)の筋群に負担がかかることで、最終的には腱の損傷や断裂を引き起こす可能性すらあるのです。

クライアントのレベルに合った正しいフォームと適切な筋肉の使い方を学ぶまた指導・誘導が、痛みを防ぐために非常に重要です。

さて、ここからが本題。肩のインピンジメント症候群のもう一つの原因、それは「アホみたいに」立甲運動を練習することです。

確かに、立甲(肩甲骨を立てて背中を広げる動き)は肩周りの筋肉を活性化し、肩の動きをスムーズにするための重要な要素です。

しかし、必要以上にその練習に執着するあまり、肩を痛める原因を自ら作り出している人が多いのです。

立甲運動を無理に行うと、肩甲骨が必要以上に持ち上がり、結果として肩の筋肉が過剰に引き伸ばされることになります。

その状態でのプランクやチャトランガでは、肩の安定性が損なわれ、関節や腱に無理な負担がかかるのです。

これにより、肩のインピンジメント症候群が発症しやすくなります。

自分の身体の限界を理解せずに「肩甲骨をもっと立てて、もっと高く!」といった無理な動きを繰り返すのは、全くの逆効果。

はっきり言って、愚かしい行為です。

また、多くの指導者がその危険性を知らないまま指導している実態があることを、愛好家の方々は知っておいてください!

私も含めて、ヨガの指導者になるくらいの人は、基本的に体が柔らかいのでは無く、【緩い】傾向にありますから!

自分の身は自分で守る!ことを前提に、インストラクターを盲信してはいけません!

怪我をしてたら、あなたの体は確実に劣化することを覚えていてください!

人生の責任はヨガから何を学ぶかでもあると思いますが、間違った知識の上のヨガのその先にあるのはケガのみです!

予防と対策

ヨガの練習を安全に行うためには、まず正しいフォームを身につけることが不可欠です。

特にプランクやチャトランガでは、肩甲骨がスムーズに動き(肩甲骨のバンダ)、肩関節が安定している状態(肩関節のバンダ)を保つことが大切です。

肩を過度に内旋させたり、肘を体に近づけすぎて力任せにポーズをとるのではなく、肩甲骨を背中に引き下げて広げることで、負担を減らしましょう。

また、立甲運動についても適度に行い、自分の身体の感覚を大切にすることが重要です。「肩甲骨を立てる」と言われると、一部の人はとにかく肩を持ち上げて大きく見せようとしますが、それが問題の元。

過度な力みを避け、肩の筋肉をリラックスさせて自然な動きを心がけるべきなのです。

肩のインピンジメント症候群は、ヨガのポーズやトレーニングで見逃されがちな問題ですが、正しい知識と適切な練習方法で予防が可能です。

過度な動きや無理な練習を避け、肩に優しいポーズまたトレーニングを取り入れましょう。

もしあなたが今、肩の痛みを感じているなら、すぐに立ち止まり、ポーズの見直しをしてください。

そして、専門家のアドバイスを求めることをお勧めします。

「痛み=成長」なんて考えは、もう古い!

身体を大切にして、楽しく安全にヨガを続けてくださいね。

あなたなら今日のQ&AをどうYogaブログラムとして取り入れていきますか?

それがヨガトレーナーとして、ヨガティーチャーとしての腕の見せ所!

またヨガ人としていつまでも健幸にヨガと人生を歩むために!

もっと学びたいという方は、KYCがサポートします。

KYC は、ビギナーからインストラクターの方まで、Yogaが大好きで日々親しまれているみなさまへ『 未来に残る誰もが納得しながら学べる・新しいYogaの形 』 を、楽しみながらわかりやすく学ぶ場所です。

西洋医学、東洋医学など、これまでラインが引かれてきた各分野の垣根をこえ、Yogaを行う上で重要な要素を全て取り入れ、現時点で語ることのできる最もハイスペックなレッスンをを体感ください!

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【ヨガのバンダ(Banda)とは…】(2023.06.21現在)

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【 運動療法としてのYogaTherapy 】(記事)

〜 すべての人に怪我をさせない&もっとYOGAを楽しんでもらう為に全ての運動指導者に知ってほしい大切なポイント 〜 を記事にしてみました!

【 YES Koumei!】Q&A(有料版

※寺子屋会員も2024年04月〜のQ&Aが見れるようになりました!

・基本過ぎて他では聞けないあんなこと!こんなこと!
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なんでもかんでもござれです!
ご気軽に質問もこちらからお待ちしております
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世界配信・【 SHIN-KOKYU 】というマインドフルネスの新・概念

日本人初として、世界最多9万人以上のYogaインストラクターを輩出している全米ヨガアライアンスに世界の50人として2022年度に選出されたKoumei van ZEELANDが、医学・心理学・脳科学・哲学・禅などと共に日本語文化を世界に届けたマインドフルネスの新・概念
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「感謝祭」 KYC-フェス・2022

世界で最も大きなYoga団体・全米ヨガアライアンスから2022年・世界の50人に日本人初・アジア初選出、そして ヨガインストラクター初・理学療法士初の”NEXT”インストラクタ―オブザイヤー2021最優秀賞を受賞したKoumeiが、これまで関わってくれた方々、Koumeiが育った日本、Koumeiを必要としてくれる方々へ感謝の気持ちを込めて、スペシャルな感謝祭を開催します。

ヨガはもちろんのこと、その他のスポーツ、日本文化からマインドフルネス等々、様々な分野からゲストを迎え、トークライブ、ライブレッスン、ワークショップと受け放題で盛りだくさんの内容でお送りします。

WWW・2022

世界133ヵ国で毎年開催されてきたWorld Wellness Weekend(WWW)がついに日本初上陸!
2022年09月16日(金)〜18日(日)の3日間の【健康→健幸】フェスティバル
日本初開催となる2022年のJapanアンバサダーとしてオランダから、日本に向けて・世界に向けて、さまざまなレッスンを通して皆様の【健やかで幸ある明日】を応援していきます。

【幸せを届けよう!】

〜あなたも私もサンタクロース!

年末年始ドネーションイベント(合計45本) 
2022.12.18 – 2023.01.08 by KYC
“本質”の輝く未来に
今回のイベントに興味をお持ちいただき、ありがとうございます。
『華ひらく』の障害児モデルを支援するために、ドネーションイベントを開催します。少しでも豊かで多様性のある“本質”の輝く未来につながるイベントとなれば嬉しいです。

【 Koumei Birthday 】

特別企画 ドネーションで恩送り♡

みんなで楽しもう♬Studio-KYC講師のリードによるKoumei先生の歳の数だけ太陽礼拝リレー!!

Well-Being for ALL 2023🇺🇦

〜全ての人が健幸でありますように 〜

KYC-ウクライナ支援フェス 2023 GW
毎日毎日、精神的に追い詰められる。そんな日々を過ごしている仲間へ!私たちができることをしたい!

【 お盆フェス・2023 】

〜全ての人に健幸を!

 夏の暑い時期、エアコンのお部屋で長く過ごすことによる運動不足や、冷えによる体のだるさを解消しませんか?
Studio -KYCの講師陣のレッスンに参加してスッキリされてください!
 講師の個性が存分に発揮されているStudio-KYCのオンラインレッスンをお楽しみください

WWW・2023

健康→健幸】KYC-フェス・2023 with World Wellness Weekend 2023.09.15(金)-17(日)
※KYCでは、WWWのレッスンやイベント開催に合わせて🇺🇦人道支援・ドネーション(¥1,000)を皆様にお願いしております。
Yogaの友人のスタス先生(キーウ・ウクライナ)が戦渦で不安な日々多くる多くの住人を戦争が始まった時から現在までYogaを通してサポートをされています。
私たちにできることを、WWWでも行っていきます。
皆様の温かいご支援どうぞよろしくお願いいたします!

【 令和6年能登半島地震

被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
未だにつづく余震、さまざまな余波や不安の中で過ごされている皆様が一日も早く平穏の日々を取り戻され、被災地の復興が一日も早く進むことをお祈りしております。
被災地の復興支援のために、今私たちが出来ることは何か?
震災大国の日本。
こんな時だからこそみんなで助け合いながら、哀しい時を過ごしてるあなたに届け!
Yogaの力!・運動の力!

【天災支援・KYC-フェス GW2024】

〜能登半島地震🇯🇵・花蓮地震🇹🇼〜
2024年のKYC-フェスは、地震が起こり被災した時に、私たちの心身はどんな変化を起こすのでしょうか?
 今回のフェスでは、医療また運動の専門家に話を伺いながら、私たち運動指導者やヨガ指導者になにができるのか?を探していきたいと思います。
 明日は我が身…だからこそドネーションで想いを届ける!

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