世界で日本で認めたれた28年以上のヨガ歴を持つ理学療法士が伝えるYoga療法としてのYogaの考え方・寺子屋Koumei 一問一答

【バンダマスター認定講座】とは…

～怪我をさせない・怪我をしない運動療法としてYOGA・シリーズ１～

バンダってそもそも何？

バンダ（エネルギーロック）は、身体のエネルギーの流れを制御し、心と体、呼吸を深くつなげるための重要な技術です。この講座では、バンダの理論と実践を体系的に学び、「バンダ＝関節＝解剖学」という東洋医学と西洋医学が交わるアプローチを活用しながら、筋骨格系の調整やエネルギーの循環を促進する高度な身体操作を身につけます。初心者から専門職まで、段階的に知識を深められるように設計されています。

講座の特徴

1. 9つのバンダを基盤とした全身の調整メソッド

身体にはエネルギーの重要なポイントがあり、9つのバンダを意識的に活用することで、筋膜、筋肉、関節を効率的に調整し、正しいアライメントへと導きます。各バンダは特定の関節や筋膜ラインに作用し、可動域の向上や関節の安定性を確保するために重要な役割を果たします。このアプローチでは、エネルギーの流れと解剖学的な構造の両方を考慮し、東洋医学のエネルギー理論と西洋医学の筋骨格の知見を結びつけた実践が可能です。

2. 呼吸法（プラーナヤーマ）との深い連携によるエネルギー循環の最適化

プラーナヤーマ（呼吸法）とバンダを組み合わせることで、単なる呼吸の制御にとどまらず、体内エネルギーの循環が最適化され、関節や筋肉がより効率的に動くようになります。安定した呼吸によって内圧（腹腔内圧）が調整され、特に腰部や骨盤の安定が強化されるため、体幹の安定と効率的な動きが促進されます。このメカニズムは解剖学的視点からも重要で、呼吸が全身の動きにどのように影響を与えるかを理解しながら実践できます。

3. ヨガと運動療法の融合によるリハビリ・身体機能向上への応用

この講座では、ヨガの精神的効果だけでなく、関節の機能や筋肉バランスの調整を目的とした運動療法の知見を取り入れています。特に、バンダが関節の安定性と可動性にどう影響を与えるかを解剖学的に説明し、怪我の予防や回復期のリハビリにも応用可能な実践方法を学びます。たとえば、肩関節、股関節、膝関節といった主要な関節への負担を軽減しながら、正確な動作とエネルギー循環を促進します。この東洋医学のエネルギー理論と西洋医学の関節運動学の融合によって、特定の部位へのアプローチが科学的かつ効果的に行えます。