Q:【ヨガのバンダ(Banda)とは…】
身体の特定の領域を意識的にコントロールするためのテクニックです。
これはドリシティ(視線)と同じようなより深い集中を引き起こすための手段の一つと思っていただければ良いと思います。
今回は、身体の特定の領域を意識を“関節”と定義して以下に、
バンダの安全性と機能性を解剖学的・生理学的・運動学的な観点から鑑みながら、
ヨガのバンダを活用する方法をまとめます。
【 解剖学的観点からのバンダとは… 】
ヨガのバンダは、
筋肉や関節周囲の組織を活性化し、
安定性を高める効果があります。
バンダの適切な実践により、
関節の周囲に存在する靭帯や筋肉を強化し、
関節の安全性を向上させることができます。
【 生理学的観点からのバンダとは… 】
バンダの実践により、
関節周囲の筋肉が強化され、
筋力や持久力が向上します。
これにより、
関節にかかる負荷が適切に分散され、
関節の安全性が向上します。
【 運動学的観点からのバンダとは… 】
バンダの活用は、
適切な姿勢と身体のアライメントを促進する助けとなります。
バンダを意識的に使うことによって、
関節の正しい位置や姿勢を維持することができ、
関節への負荷や圧力を適切に分散させることができます。
【 ヨガのバンダの活用方法 】
個々のポーズや動作によって異なりますが、
以下のような一般的な指針が挙げられるかと考えいます。
バンダを意識的に活性化させることにより、
より深い呼吸法(プラーナーヤーマ)の練習が深まります。
そのためには、さまざまなポーズ(アーサナ)練習の中で
特定のバンダを活用し、
関節の安定性を高める練習を意識していきます。
それによって動きに関連する筋肉たちが、
活性化され引き締まります。
*ダイエットのためのヨガとはこのあたりが目的となっています。
本来のヨガの目的とは違いますが、
多くの方にヨガを親しんでもらえるのは嬉しい限りです。
【 例えば…腹式呼吸とバンダ 】
例えば、骨盤周りのムーラ・バンダ(骨盤底筋の引き上げ)や、
腹部のウディヤナ・バンダ(腹筋群の引き込み)を意識的に使うことがあります。
ポーズ中にバンダを緩めすぎず正しいバランスを保つことで、
・腰痛
・ヘルニア
・ぎっくり腰
・便秘
・胃もたれ
・生理中
・坐骨神経痛
・冷え性
・妊活
・尿もれ
・むくみ
などその他、多くの生活のトラブルの解消が期待できます。
※過度な締め付けは逆効果となる場合があるので、要注意!
【 つまり…バンダとは! 】
総括すると、
ヨガのバンダは関節の安全性と機能性を向上させるために活用されます。
正しいバンダの実践によって、
・関節周囲の筋肉や組織を強化
・適切な姿勢の再学習
・身体のアライメントの再学習と強化維持
につながります。
これらは、
日々の生活習慣から生まれる不定愁訴の改善に大いに役立ちます。
個々のポーズや動作に応じて、
適材適所のバンダを活用することで、
ヨガの効果を最大限に引き出すことができます。
【 オススメな先生と距離多くべき先生 】
ただし、
正しい実践方法を学ぶために、
経験豊かなだけでなく、
知識持ちも合わせたヨガの指導者の指導を
受けることをオススメします。
目安として、何か質問をした時に、
しっかりと色々な視点から説明ができる
指導者であるか確認ください。
❌「まずはいいからやってみろ!」とだけいう指導者や
❌ 理由が明確に説明できない!
❌ 言葉を濁して解答にならない解答で終わる!
特にこのような指導者は、距離多いておいたほうがいいと考えます。
そんな指導者の元では、怪我をさせられます。
また、そういう指導者に限って無責任でもあります。
何かあれば、KYCのご質問また問い合わせください。
お悩みの一助になれば嬉しいです。
あなたならバンダをどうレッスンにアレンジしていきますか?
それがヨガトレーナーとして、ヨガティーチャーとしての腕の見せ所!
もっと学びたいという方は、KYCがサポートします。
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